パーソナルブランディングとは、自分自身をブランド化することであり、SNSが発達した現代社会において必要不可欠なものと考えられています。
パーソナル・ブランディングは、誰もが持つことのできる究極の武器であり、財産です。
今まで興味がなかった人でも、今から始めてみる価値はあるのではないでしょうか?
ここでは、パーソナル・ブランディングに関する事例とポイントをご紹介します。
パーソナルブランディングとは?
職場やプライベートなコミュニティにおける、あなた自身の評価というのを気にしたことはありますか?
「○○といったら、あの人」という指名はまさに、パーソナルブランディングの分かりやすい例です。
#あなたを一つの会社として見立てる
パーソナルブランディングという概念がいまいち分からないという方に、もっと分かりやすくいうと、日本には世界に名だたる企業というのが多くいますよね。
企業ごとに特色があり、得意とする分野が違っています。
同じ分野でも、企業によって思想や哲学が全く違うのは興味深いところですね。
セルフブランディングは、あなたという個人を会社に見立てた上で考えると理解がしやすいでしょう。
#あなた株式会社は何を特色としているのか?
それでは、あなた自身を一つの株式会社として見立てましょう。
ここではあなた株式会社としておきます。
あなた株式会社は、何を売りにしているのですか?
ここで気付かされるのが、あなた株式会社という「スキル」です。
#あなた株式会社の株主は誰がいるのか?
あなた株式会社に出資している方は、どのような方がいますか?
あなた個人の目線からでかまいません、たとえば
- いつもご飯をおごってくれる先輩
- どうやら目をかけてくれる上司
- どんな時もサポートしてくれる家族
- 心強い同僚の存在
以上のような人たちが、あなた株式会社の出資者です。
#出資している理由を考える
あなた株式会社に出資している彼らは、あなた株式会社という存在に対して何を期待しているのでしょうか?
ここで、あなた自身が周囲からどのように捉えられているのか分かります。
#パーソナルブランディングがしっかりしている人
パーソナルブランディングがしっかりしている人は、出資者に対しての株主配当がしっかりしており、株主優待も充実しています。
そして、あなた株式会社という事業体(個人)が実現させてくれるビジョンや信頼感がしっかりしています。
例えば、
- 約束は守る
- 時間を守る
- 相手を尊重できる
- 寛大な心と態度
- 快活な態度
- 細やかな気遣い(ホスピタリティ)
などが出資者への配当や優待となるでしょう。
パーソナルブランディングのメリット・デメリット
パーソナルブランディングのメリットとデメリットを見てみましょう。
個人のブランディングができれば、多くのメリットが想定できますが、その反面にあるデメリットも想定しなければなりません。
パーソナルブランディングのメリット
パーソナルブランディングには、特にビジネスにおいて多くのメリットがあります。
#信頼を得やすくなります。
パーソナルブランディングが確立されると、たとえ他の人と同じことを話していても、その言葉が真剣に受け止められ、信頼を得やすくなります。
#価格競争に巻き込まれない。
価格競争に巻き込まれることもありません。
他者との差別化を明確にすることで、近くても遠くても、高くても安くても関係なく、指名であなたに仕事が入るようになります。
#人脈を広げる
信頼関係に基づいて仕事ができるので、異業種・異分野の人を紹介してもらい、交流が生まれやすくなります。
#モチベーションの向上
指名される仕事が増えれば、モチベーションも上がります。
長期的に高いリピート率が期待できます。
#ファンになれば、長期的な顧客になる
指名される仕事が増えれば増えるほど、モチベーションが上がります。
パーソナルブランディングのデメリット
一方で、パーソナルブランディングにはリスクやデメリットもあります。
以下に例を挙げますが、個人の状況や内容によって異なるので自分に照らし合わせて理解する必要があります。
#代打がいないオンリーワン
すべてを自分でやらなければならないので、ビジネスに制限がかかる可能性があります。
#イメージから逃れられない
一度固定化されたイメージから逃れることは難しく、制限が増えてしまう恐れがあります。
パーソナルブランディングをする前に、どのようにブランディングをするのかしっかり考える必要があるということです。
人間は、はじめに受けた印象をなかなか覆すのが難しいという特性があります。
メラビアンの法則について知れば対策できるでしょう。
#一度信頼が失われるとダメージが大きい
一度信頼を失ってしまうと、ダメージが大きくなります。
自分をパーソナルブランディングしよう
以下のポイントを押さえて、皆さんが新天地などで活動していく際の足がかりにしてもらえればと思います。
自分が何の専門家であるかを明確にする。
これまでの実績や作品をリストアップし、自分が勝負できる分野を決めましょう。
ターゲット層を明確にする。
自分の強みを明確にして、ターゲットを決めます。
コアメッセージを作る。
伝えたいこと、実現したいこと、ブランドの世界観を明確にする。
自分の経験やスキルから提供する価値までのストーリーを持つ。
お客様に価値を提供できるようになった経緯のストーリーを持っておきましょう。
説明を求められたときに、いつでも言えるようにしておくことは大切です。
情報発信の手段・方法を最適化する。
今やインターネット上には様々な情報発信の手段があるので、最適な方法を選択して情報発信を続けていきましょう。
まとめ
パーソナルブランディングは、今の時代に欠かせないビジネススキルです。
企業や商品のブランディングと同様、一朝一夕にできるものではありませんが正しい戦略に基づいて、自分のブランドをわかりやすい言葉で伝え続ければ、人脈が広がり新たな発展の道が開けてきます。
この記事が、皆さんの素晴らしいパーソナルブランディングの一助になれば幸いです。