源頼朝が平家追討の挙兵後、最初の合戦は石橋山の合戦でした。
この合戦で、頼朝は大敗を喫して命からがら房総半島に逃れるのですが、その合戦のさなかにあったとされるエピソードをご紹介します。
場所は、小田原市の「石橋山古戦場付近」です。
頼朝方武将の佐奈田与一が、敵方武将の俣野景久との勝負で組み合っていたところに味方が駆け付けたそうです。
しかし取っ組み合いの最中ですから、敵味方の区別がつきません。
朝礼で話すポイント|ビジネスでは「声」も大事!
そこで駆け付けた武将が、双方に名前を名乗るように問いかけたのですが、あいにく与一は痰が絡んで名乗ることができず、援護されること無く討ち取られてしまったとのことです。
現在、石橋山古戦場には与一の遺骸を葬った与一塚と佐奈田霊社が建っています。
痰が絡んだだけで討ち取られてしまった与一の霊を慰める意味を持つところから、「咳・声・喉に御利益がある霊社」として知られています。
会社では、痰が絡んだだけで首を取られることなんてないでしょう。
でも、せめて人と会う前には声と喉のコンディションを整えて、特に最初の挨拶の時には気持ちのよい声であいさつができるよう気を付けたいですね。
「では、おのおの抜かりなく!きょうも一日闘っていきましょう!」