スポーツを見ていると、たくさん学ぶところがあります。
先日、プロ野球で印象的なシーンがありました。
ある選手が守備でエラーをしていまい、試合中にもかかわらずベンチで涙を流していたのです。
そのことがネット上でも話題となり、「試合中に泣くのはプロとしてどうなのか」、「いや真摯に取り組んでいるからこそ悔しいのだ」と、賛否両論となりました。
しかし私の印象に残っているのはその涙よりも、周りの対応です。
ある先輩選手は、涙が止まらないその選手に懸命に声をかけ、試合後にはコーチが他の選手も交えて居残り練習を行いました。
仕事をする上でミスはつきものです。
大事なのはそれをどうカバーするかです。
仕事はひとりでしているのではありません。
一番よくないのは、そのミスした人を放置することです。
叱責してもいい、アドバイスしてもいい。
ひとりで処理させず、どうやったらそのミスを解決できるか、今後同じミスを犯さないためにはどうしたらよいか、みんなで考えることが重要です。
ひとつのミスを周囲のみんなでフォローすることで、もしかしたら、よりよい結果を導くことができるかもしれません。
さきに紹介した選手のいるチームはその年日本一に輝いています。