ファシリテーションスキルとは?|リーダーを目指すあなたに知ってほしいこと

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The green figure of a mediator connects three groups of people. Mediation Service. Establishing contact and dialogue, increasing mutual understanding and the effectiveness of the negotiation process.

職場のリーダーには、さまざまなスキルが求められます。

その一つがファシリテーションスキルです。

特に担当する会議やプロジェクトを円滑に進めるためには、このファシリテーションスキルが欠かせないと言われています。

ファシリテーションスキルとは?|リーダーに求められる能力

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会議が長引くと、そこで働いているメンバー全員のモチベーションが下がってしまいます。

そこで、ファシリテーションのスキルが必要になってきます。

リーダーに求められる資質はたくさんありますが、その中でもファシリテーション能力は特に求められていると言っても過言ではありません。

ファシリテーションスキルとは簡単に言えば、会議やプロジェクトを円滑に進める能力のことです。

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課題の整理や合意形成はもちろんのこと、参加者の発言意欲を高めたり、アイデアを出しやすい環境を整えたりすることも、リーダーの重要な仕事です。

なぜファシリテーションが必要なのか?

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ファシリテーションスキルが求められるようになったのは、社会が複雑になったからです。

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社会のグローバル化が進み、さまざまな意見を持つ人たちが集まって仕事をする機会が増えています。

組織内に生まれた多様性を活かし、柔軟な発想や革新的なサービスを生み出すためには、意見の多様性を最大限に引き出す役割が必要です。

そこで、会議やプロジェクトに参加するメンバーに平等な機会を与え、出てきた多様な意見をまとめる役割が求められ、ファシリテーションスキルが注目されているのです。

現代では、現場の社員一人ひとりが自分で考えて行動できる組織が強く求められています。

上司に言われて動くだけの従来型の組織では、スピード感を持って問題を解決することに限界があるからです。

ファシリテーションスキルが人材育成の手法として注目されているのは、メンバーの自主性を促すためです。

ファシリテーターとリーダーシップの違い

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ファシリテーションスキルを使って場をまとめる人をファシリテーターと呼びます。

ファシリテーターはよくリーダーと混同されます。

定義に明確な違いはなく、果たす役割も大きく重複していますが両者には明確な違いがあります。

リーダーは、会社やプロジェクトの目標やミッションを設定し、チームを統率する役割を担います。

リーダーシップを発揮する立場なので、情報はリーダーが収集し、メンバーはリーダーの指示のもとに動く傾向があります。

対してファシリテーターの役割は、メンバーのサポートです。

同じ目標に向かって仕事をしますが、プロジェクト中の問題点や進捗状況をチェックし、チームメンバー全員が良いパフォーマンスを発揮できるようにします。

チームを牽引するというよりは、メンバー全員の参加を促し、ゴールに到達しやすい形をつくることが目的です。

最近では、リーダーシップにおいてもファシリテーターなどのサポートスキルが求められる場面が増えてきました。

ファシリテーションの基本スキル

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ファシリテーションの基本的なスキルには、

  • 場のデザイン力
  • 対人関係力
  • 構造化力
  • 合意形成力

の4つがあります。

場のデザイン力

場のデザイン力とは、会議やプロジェクトの場を作り、メンバーをつなぐ力のことです。

対話を促し、議論が活発になるような雰囲気づくりに気を配る必要があります。

対人関係能力

対人関係能力とは、相手の意見を受け入れ、アイデアを引き出す能力のことです。

単にコミュニケーション能力を高めるだけでなく、聞くことを重視して相手に適切な質問をしたり、意見をまとめてアウトプットしたりすることが大切です。

構造化力

構造化力とは、異なる意見をかみ合わせ、出てきた意見を整理する能力です。

集まった意見を議題に応じて整理することで、採用すべき意見を絞り込むことができます。

あらかじめアイデアを整理する方法が頭に入っていれば、よりスムーズに対応することができます。

合意形成

合意形成力とは、参加者全員が納得できるように意見をまとめる能力です。

どのアイデアを採用するかだけでなく、参加者全員が賛成するかどうかも判断しなければなりません。

また、メンバーの不安や疑問をいち早く察知し、フォローしていくことも重要です。

まとめ:ファシリテーションスキルとは個人の力をチームの力に変える能力

一見、難しそうですが、ファシリテーションスキルは、日常の会話の中でもある程度はやっていることです。

無意識にやっていることをうまく機能させるために意識的にやっていると考えれば、ハードルは低くなると思います。

ファシリテーションのスキルを持った人がいると、会議やプロジェクトといった組織の力が高まるだけでなく、個々のメンバーも自分の力を発揮できるようになります。

会議の効率を上げることで、会議の回数を減らしたり、時間を短くしたりしながら、生産性を上げたり、メンバーのモチベーションを上げたりすることができるのです。

ファシリテーションスキルは、これからのビジネスに欠かせない能力と言えるでしょう。

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