いい部下になって得をする方法

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young asian entrepreneur of small company drawing a diagram on glass during team workshop in office discussing and formulating business strategies.

上司が仕事をさせてくれなかったり、なかなか仕事の機会が得られなかったりして、焦りを感じることは誰にでもあるでしょう。

特別な資格やスキルを持っていなくても、ちょっとした工夫でビジネスチャンスを広げることができます。

ここでは、仕事でチャンスをつかむために、明日からでも実践できる部下の心得を3つご紹介します。

部下としての心得が必要

部下と上司の写真|KEN'S BUSINESS|ケンズビジネス|職場問題の解決サイト

社会人になったあなたは、理想の上司に出会いましたか?

また、仕事上で尊敬している先輩に出会いましたか?

マネジメントという言葉が一人歩きして、「良い上司」であることだけに注目されがちですが、お客様に良い結果を出すためには、部下も「良い部下」でなければなりません。

仕事というのはほとんどの場合、組織やチームで行うものですよね。

たとえ少人数であっても、それぞれが役割を分担して仕事をこなしていきます。

そしてチームや組織である以上、上司と部下のような何かしらの関係があるはずです。

仕事でチャンスをつかみやすいのはどんな人?

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私が部下だった頃の話をしましょう。

新入社員の頃は、特に得意なこともなく、お客様との会話で交わされる言葉の意味も分からず、商談の際にはポケットサイズの国語辞典を持ち歩いていました。

今はスマートフォンが普及して便利になったので、若い人でも辞書を持ち歩く人はいないでしょう。

商談が終わってから、辞書に書き込んだ言葉を調べたり、やりとりを振り返ったりして、後で内容を理解するようにしていました。

無駄に背伸びをして知ったかぶりをしたこともありましたが、今思えばお客様も気づいていたのかもしれませんね。

少なくとも、私の理解力を試したり、何かを指摘したりすることはなかったので、きっとそのときの私の真剣な態度をそっと見守ってくれていたのだと思います。

何かで一番になること

パソコンを打ち込んでいるところの写真|KEN'S BUSINESS|ケンズビジネス|職場問題の解決サイト

今回は、ビジネスを楽しむための「部下の心得」と称して、私自身の新入社員時代の経験と、部下を持つ上司としての視点から、仕事でチャンスをつかみやすい人の共通点を解説します。

何の強みもないダメ人間だった社会人1年目の私がまず考えたのは、自分が会社で一番になれるのはどの分野なのかということでした。

その結果、誰よりも早く出社することを第一に考えました。

また、早く出社して先輩の机を漁って提案書や見積書を盗む(見て覚える)という作戦もありました。

今は机の上にレターケースがないことが多いですが、当時は机の上のレターケースに提案書や見積書を入れて帰る人もいました。

もちろん、チャンスを掴むためには事前の準備が必要ですが、まずは「〇〇さんが一番上手ですよね!」言われるような仕事をすることです。

ちなみに、新入社員の頃の「早朝出社」という試みは習慣になっていて、今でも誰よりも早く出社しています。

この話の重要なポイントは、私が「主体的に選択」し「実行」したことです。

お金(=給料)をもらっているプロであれば、対応の仕方を教えてもらうのは当然ですが、「自分で選んでやった」「やり続けた」ということが、個人としての信頼を集める要素になっているのです。

当時の私は、自分が一番になることを目指していたわけではありませんが、振り返ってみると何かを一番にしようと決意して行動したことが部下として、また個人としての信頼を得ることにつながったのです。

怒られ上手になろう

YOUR FAULTのブロック|KEN'S BUSINESS|ケンズビジネス|職場問題の解決サイト

次に、部下への心得としてお伝えしたいのは「怒られるのが上手になろう」ということです。

今の時代、「怒る」という表現は適切ではないかもしれませんが、会社員として自分の能力や実績で勝負していく中で、指導を受けない人はいないでしょう。

自分に非があるとわかっていても、それを認めずに上司に言い訳をしたり、逃げられるところは逃げたり、人に反論したりすることで叱られる時間が長くなり、かえって信用を損ねてしまうことがあります。

これでは双方ともに時間の無駄です。

また、100%間違っているわけではないのに上司の思い込みや他人の誤報で叱られたという場面も経験しています。

たとえ上司であっても、人間ですから間違えることもあります。

そんなときは、右から左へと話を流しながら「はい、わかりました」と言えばいいのです。

指導しやすい部下は仕事の機会も増えます

こけしの写真|KEN'S BUSINESS|ケンズビジネス|職場問題の解決サイト

ここで大切なのは、たとえ1割でも自分に非があるならば、反省して自分を成長させることです。

社会人、つまり「ビジネスプロフェッショナル」の世界では、「人を育てる」とは伸びしろのある人や将来の活躍を期待される人を徹底的に指導し、才能を開花させることをいいます。

上司が指導しやすい部下には、仕事のチャンスが与えられることが多いことを念頭に置き、あえて「怒られるのが上手い」ことを意識してください。

自分の立場より上位の人を念頭に置こう

上昇気流に乗った飛行機|KEN'S BUSINESS|ケンズビジネス|職場問題の解決サイト

学校の世界では、多数派に焦点を当て、平均的な生徒に合わせて授業を進めることが多いと思います。

しかし、ビジネスの世界では平均的な社員に合わせていては競争に勝てないのでトップクラスの人材に注力せざるを得ません。

このような競争社会では、「自分の立場より一段上のことを考える」ことがチャンスを掴みやすい人の共通点です。

上司が何を考えているかを予測し、先回りして率先して実行することが大切です。

上司や先輩の指示を待っていてはいつまでたってもチャンスは訪れませんし、一流になれません。

また、仕事に追われている人の多くはそれがストレスになっている傾向があります。

あれこれ考える前に素早く行動することで、先手を打つことができます。

また、「仕事を追いかける側」になることで、追われるストレスから解放されてより良いパフォーマンスを発揮することができるようになります。

期待されるアウトプットに加えて「+α」を工夫すること、そして今いる場所よりも1つ上のフィールド・立場のことを考えて実行することが、自分自身の価値となり仕事の質を高めていくことになるのです。

まとめ:それぞれの役割を果たしていこう

ビジネスの変化が激しいこの時代、さまざまな考え方やフレームワークについて知識を得たとしても、唯一絶対の「正解」はありません。

すでに上司になっている人は、過去に経験した同じ出来事を繰り返すことは少なく、初めての取り組みに直面することが多いものです。

多くの上司も人間であり、未知のものに取り組もうとしている点ではあなたと同じです。

上司も部下もチームの中ではプレイヤーです。

フォワードやディフェンダーがいないとゲームが成立しないように、それぞれの役割を兼ね備えたチームが仕事のチャンスを生み出すのです。

あのチームで働きたい!あのチームの一員になりたい!と言われるような組織づくりを目指して、自分のテリトリーで最高のパフォーマンスを発揮していきましょう。

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