資格を取って年収アップ!会社に必要とされる人材になろう

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「どんな資格が年収アップに繋がるの?」

「転職に有利な資格って実際何だろう?」

資格はその人の知識や経験を裏付ける名刺代わりのようなもの。

資格を持っているだけでも、上司からは「この人は会計に強い人なのかな」「英語が使える人かも」といったわかりやすい評価につながり、その評価はあなたが望む年収アップに直結するのです。

この記事では「資格取得をきっかけに、現在の会社でもしくは転職して年収アップしたい!」と考えている方にオススメの資格と、その勉強方法や費用などいくつかのポイントをご紹介します。

資格と年収の関係性

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まずは、以下の表をご覧ください。

<業種別年収の目安>

医師800~1500万円技術士500~600万円
弁護士800~1,200万円放射線技師450~600万円
公認会計士650~750万円薬剤師450~550万円
税理士600~800万円看護師400~500万円
不動産鑑定士650~800万円臨床検査技師450~550万円
社会保険労務士700~800万円クレーン運転士450~600万円
歯科医師500~800万円測量士400~550万円
一級建築士550~550万円歯科技工士400~500万円
獣医師600~750万円理学療法士400~500万円
業種別年収の目安

上記の表を見ると、難関国家資格や「士業」といわれるような独占業務であるほど、年収が高い傾向にあることがわかります。

ただ多忙なビジネスマンが、0から医師や弁護士を目指すのは現実的ではありません。

今回は、一般的なサラリーマンでも「現実的に取得できる資格」、かつ「いまの会社や転職先で年収アップが狙える」おすすめの資格を3つご紹介していきます。

<結論>サラリーマンにおすすめの資格3選

  1. ファイナンシャルプランナー
  2. 日商簿記
  3. 社会保険労務士

資格を取って年収アップを目指せるということは、「その資格が企業から求められるものか≒その資格を持っている人材に価値があるか」ということです。

その視点で選んだ資格が上記3つの資格です。

1.ファイナルシャルプランナー

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人生においては、さまざまなライフイベントがあります。結婚、出産、車や住宅の購入、子供の進学、老後の資産形成……。

そうした人生設計において、切り離すことのできないのが「お金」の問題です。金融全般における知識や年金、保険、税制などの幅広い分野にわたる知識を活用し、相談者の夢を形にするお手伝いする専門家が「FP」です。

この資格をおすすめする大きな理由のひとつが、活躍できるフィールドが幅広いということです。

この資格は必ずしも独立・開業が前提の資格ではありません。

「会社の人事部門で社内FPとして従業員の相談役を担う」「金融機関に転職する」といったキャリアアップの幅を広げることにも有効な資格です。

FPは国家資格で、合格すれば「ファイナル・プランニング技能士」を名乗れます。等級は1級~3級がありますが、対外的に評価されるのは2級以上と考えてください。

ファイナンシャルプランナーには、日本FP協会主催の民間資格である「AFP」と「CFP」といった資格もあります。興味がある方は以下のサイトを参照してださい。


参考:日本FP協会

ファイナンシャルプランナーの難易度

難易度は3(★★★☆☆) ※2級の難易度

他の国家資格と比較すれば、決して難易度は高くありません

とはいえ簡単な資格ではないため、しっかりとした学習計画は必要です。逆に言えば計画的に勉強さえすれば、仕事をしながらでも十分取得可能な資格といえます。

一般的には、初学者の場合300時間程度の勉強時間が必要です。しかし、すでに3級を保有している場合や、一定の知識を有している場合、学習時間はもっと少なくても合格できるでしょう。

また、初学者の場合は基本的に「3級から勉強する必要がある」と考えてください。2級と3級で出題内容が全く異なる訳ではなく、2級は「3級で学んだ知識の深掘り」といったイメージです。

最近の合格率ですが、3級が70~80%と高い水準であるのに対して、2級は40%程度です。より実務的な知識、各分野への深い理解が必要といえますね。

フィナンシャルプランナー合格のための勉強方法

結論からいうと、独学で十分合格可能です。

評判の良いテキストや問題集を購入し、テキストをひととおり読んだら、あとは問題集で実践を繰り返しましょう。あらゆる試験に共通することですが、実際の問題に触れてその傾向を把握し、本番を想定した内容に「慣れる」ことが重要です。

費用面でも、テキスト・問題集代で数千円といったところですから、大きな負担にはなりません。

ちなみに合格ラインは6割です。テキストの内容をすべて完全に理解する必要はありませんし、むしろ100%理解することは難しいでしょう。

計算問題もありますので、過去問を繰り返して解いていき、反復して覚えましょう。

フィナンシャルプランナー資格取得時の注意点

受験資格についてですが、2級を受験するには「3級合格者である」ことや「FP業務に関する2年以上の実務経験を有する」といった要件があります。

実務経験が2年以上あれば必ずしも3級から受験する必要はありませんが、もし実務経験がなければまずは3級から受験が必要になりますので、2級合格までにまずは3級合格という形で段階を踏む必要がある点には注意してください。

2.日商簿記

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この資格は、企業の経営成績と財務状態を明らかにする技能や能力を身に付けることができます。

簿記を理解することで、財務諸表を読む力や企業の経営分析力が身に付きます。

引先の経営状況を把握することができるため、決して経理部門で働く人だけでなく営業部門の人にも役立つ資格と言えます。

多くの企業が社員に対し簿記資格取得を奨励し、昇進・昇格の要件としているところも多くあります。

つまり年収アップに直結する資格であると言えるのです。

日商簿記は1~3級および初級がありますが、こちらもFP同様2級取得を目指しましょう。3級は基本的な商業簿記の修得を目的とし、経理関連書類の適切な処理を行うために求められるレベル。

一方2級は、財務諸表から経営内容を把握できるレベルであり、出題範囲も商業簿記に加え工業簿記が含まれます。

日商簿記の難易度

難易度は4(★★★★☆) ※2級の難易度


FP2級よりやや高めと考えていいでしょう。

簿記の場合は計算問題が多いことも難易度が上がる理由です。

初学者の場合で400~500時間、3級保持者で200~300時間程度の勉強時間が必要です。

合格率ですが、ここ最近は2級が25%程度(少し前だと10%台も珍しくない)です。

3級も40~50%となっていますので、この点から見てもFP2級よりやや難しいと言えます。


参考:日商簿記公式HP

日商簿記合格のための勉強方法

基本的にはFP同様に独学で取得を目指せる資格です。

自分に合ったテキスト・問題集を購入し学習を進めましょう。独学であれば費用は数千円です。

ポイントは、簿記独特の馴染みのない用語や考え方等も多いため、解説やイラストが見やすいものを選ぶと良いかと思います。実際書店に足を運び手に取ってみて、自分に合ったものを選びましょう。

あとは何と言っても実践に時間を割くことです。FPよりも計算問題が多く、電卓の使い方にもある程度慣れが必要であるため、簿記の方がより実践に重きを置くべきと言っても良いかもしれません。

合格ラインは7割です。頻出問題を中心に問題集(過去問)を繰り返し解くことで合格点に達することは十分可能です。

但し、「自分ではどうしても学習計画が立てられない」「テキストを読んでも全く理解できない」といった場合は、通信講座等を検討してみましょう。

費用面で評判の良いところから大手まで様々な通信講座がありますが、大体2~4万円程度は掛かると見ておくと良いでしょう。

自分に合ったスタイルで学習を進めていくことが大切です。

日商簿記資格取得時の注意点

受験資格ですが、FPと違って2級受験には「3級が必要」というような縛りはありません

また、試験は3級が午前、2級は午後となっていますので併願も可能です。

ただこれは実際簡単な話ではありません。試験当日2つの級を受験することは体力的にも精神的にもキツイですし、3級の保険を掛けているという気持ちの面で甘えが出てきてしまうもしれません。

併願をするかどうかの選択は、ケースバイケースですが(社内昇進のため早急に3級だけでも取得する必要がある等)、2級取得には3級の勉強は避けてとおれません。

実際に3級を受験するしないに関わらず、3級の「知識」が前提として必要なのです。時間が許すのであれば「まずは3級から受験し、次回2級を受験する」といった選択肢も考えてみてください。

3.社会保険労務士

3.社会保険労務士|KEN'S BUSINESS(ケンズビジネス)|職場問題の解決サイト中間管理職・サラリーマン・上司と部下の「悩み」を解決する情報サイト

国家資格であり、労働や社会保険の専門家として事業主に代わって様々な手続きを行うのが「社会保険労務士」です。

社会保険や労務、福利厚生、年金に関するコンサルティング業務も行うことから、その業務範囲や活躍のフィールドは大変幅広いと言えます。

難易度は高いですが、その価値は高く周囲からかなり高い評価を得ることが可能です。

本記事の趣旨としては、あくまでサラリーマンとして働く前提ですので、この資格を活かして企業に属しながら活躍するとすれば、人事部門が最適かもしれません。

独立・開業も視野に入るレベルの資格ですので、この資格を持っていれば希望部署への配属、年収アップ交渉に非常に有利だと言えます。

現在、年金制度の問題や働き方改革等、様々な社会問題・労働問題があるなかで、今後さらに社労士のニーズは高まるでしょう。

今後は、多くの仕事がAIにより代替されるとも言われていますが、コンサルティング業務といった高度なコミュニケーションは必要とされる分野においては、そういった観点からも将来性があるといえます。

社会保険労務士の難易度

難易度は5以上(★★★★★+α)

これまで紹介してきた2つの資格に比べると難易度は一気に上がります。

FPや日商簿記で言えば、1級相当もしくはそれ以上と考えてください。合格率は直近では6%前後ということからも非常に難関であることが分かります。

一般的には、800~1,000時間の勉強時間が目安と言われています。1年前後の継続した勉強と対策が必要です。

とは言え、他の難関国家資格である弁護士や税理士等に比べれば、何年も掛かるようなものではありません。また、仕事をしながら取得している人が多いのも特徴です。

社会保険労務士合格のための勉強方法

前述のとおり相当量の勉強時間が必要なため、計画的な学習計画を立てることが重要です。

「どの分野から勉強すれば良いか」「カリキュラムをどう立てようか」など、ひとりでは迷子になる可能性も否めません。

また、試験は年1回であるため、不合格となればまた1年後を目指さなくてはなりません。

したがって、確実に社労士資格合格を狙うのであれば、通信講座等の受講を考えたほうが「結果的に近道」といえます。

各通信講座の費用はおおよそ10万円前後ですが、安いところは7~8万円ですので、予算と特長を見極めたうえで、自分に合う通信講座を選んでください。

通信講座によっては、不合格だった場合には「全額返金」といった制度を設けているところもあります。

社会保険労務士の資格取得時の注意点

気を付けるべきポイントの一つが、本試験には「絶対的な合格ラインは定まっていない」という点です。

合格ラインとしては6~7割の得点率と言われていますが、これは絶対値ではなく、採点結果が出てから決まるのです。

「合格基準点は、選択式および択一的試験のそれぞれの総得点と、それぞれの科目毎に定められ、各成績のいずれかが合格基準点に達しない場合は不合格となります(合格基準点は、合格発表日に公表されます)」

社会保険労務士試験オフィシャルサイト

受験資格についても触れておきます。

試験を受けるには、「学歴」「実務経験」「試験合格」の3つのカテゴリのうち、受験資格のいずれか一つに該当していることが必要です。

詳細は上記オフィシャルサイトに記載されていますが、一例として「学校教育法による大学、専門職大学、専門職短期大学若しくは高等専門学校(5年制)を卒業した者又は専門職大学の前期課程を修了した者」であれば受験資格はクリアできます。

番外編

ここではご紹介した3つの資格だけでは物足りないあなたに、番外編として「ビジネス会計検定試験」、「中小企業診断士」の2つについてもご紹介しておきます。

「ビジネス会計検定試験」は簿記と密接に関係しています

簿記が、おもに財務諸表を作成する能力を養うものであるのに対して、ビジネス会計検定試験は財務諸表を読み解き、企業の財務状況を把握・分析することに重きを置いたものです。

簿記に比べれば知名度は低いですが、年々受験者は増えており結構おすすめです!2級以上を目指しましょう。      

参考:ビジネス会計検定試験HP

「中小企業診断士」は社会保険労務士と難易度的にも同レベルであり、世間の評価も高い資格

経営コンサルタントとして唯一の国家資格であり、社内外のさまざまなフィールドでの活躍が期待できます。

サラリーマンとしては、銀行に勤務し取引先の経営分析のプロとして活躍したり、コンサルティング会社に転職したりと、選択の幅が一気に広がるでしょう。

参考:一般社団法人中小企業診断協会HP

まとめ

難易度が高く、独立・開業前提で年収アップを目指せる資格は、ほかにもさまざまあります。

ただ、日々忙しく働くサラリーマンである私達には、使える時間は限られています。多くの人は、正直なところ「なんとか頑張れば登れる山」レベルの資格を足掛かりに、収入アップにつなげげたいと考えているはずです。

ここで紹介した3つの資格は、どれも収入アップのためにトライする価値があるものばかりです。是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか!

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