人生にはさまざまなライフイベントがあり、当然ながらお金が必要になります。
長い将来を考えると、できるだけ若いうちから「お金を貯めて増やす」ことを意識したいものです。
しかし、「金融機関にお金を貯めても、金利が低くてあまりお金が増えない」という悩みを持つ人もいるでしょう。
また、“お金を増やす”手段として資産運用に取り組むことに抵抗を感じる人も多いでしょう。
資産運用商品にはリスクがあり、必ず利益が出るわけではありませんが、「積立投信」や「つみたてNISA」であれば、リスクを抑えながら資産運用することが可能です。
ここでは、サラリーマンにおすすめの資産形成方法として、「投信」と「つみたてNISA」について詳しくご紹介します。
お金を増やしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
積立投資信託
累積型投信は、毎月定期的に一定額の金融商品を購入し、資産を積み上げていくものです。
少額の資金を長期間、分散して運用することでリスクを軽減するおすすめの投資方法です。
長期にわたって投資金額を徐々に増やしていくため、短期間で大きな利益を得ることはできませんが、長期投資による複利効果(投資で得た利益を再投資する効果)により、徐々に利益を積み上げていくことが期待できます。
給料から少しずつ貯められるので、リスクを抑えた資産運用をしたいサラリーマンの方に適した商品です。
つみたてNISA
運用益が非課税になる「つみたてNISA」は、積立投信のようにリスクを抑えて長期分散投資ができるおすすめの商品です。
つみたてNISAは、少額の資金を積み立てて、長期的に分散投資で資産を形成することができる仕組みです。
非課税で運用できるという点では一般的なNISAと同じですが、NISAの非課税期間が最長5年であるのに対し、つみたてNISAは最長20年、非課税で運用できるというメリットがあります。
つみたてNISAは、一般的なNISAのように大きな金額を投資することはできないが、毎月少しずつ投資して資産を増やしていきたいという方におすすめです。
年間40万円までの非課税枠があり、運用益は最長20年まで非課税で運用できます。
いつでも解約できるので、子どもの学費や住宅購入、老後の資金など、目的に応じた資産形成が可能です。
急にお金が必要になっても、柔軟に対応できるというメリットがあります。
まとめ
30代から40代と年齢を重ねるごとに、収入は増えていく傾向にありますが、結婚や出産、マイホームの購入、子どもの教育費など、ライフステージに応じて支出も増えていきますよね。
会社からの給料など毎月の収入では補えない資金については、各種ローンを利用してやりくりしているご家庭も多いのではないでしょうか。
しかし、サラリーマンは毎月安定した収入が見込めるため、収入と支出を計画的にコントロールすることで、資産運用も可能です。
ライフイベントには多くのお金がかかりますが、急にたくさんのお金を貯めることはできませんので、無理をせずにコツコツとお金を貯めて将来に備えましょう。
「積立投信」と「つみたてNISA」は、金融商品への投資に違いはありません。
元本が保証された預金ではないため、運用状況によっては、価格下落により元本割れする可能性があります。
メリット・デメリットを理解して、賢く利用することが大切です。